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flycd 07
mas "steppers+"
masのリーダーヤマダタツヤへのメールインタビュー
■masはユニークな編成のバンドですが、この形態に落ち着いた経緯を教えてください。
love home元々は3人で始めたバンドだったんですが、活動を続けて行くなかで出会った人達や他のバンドからのサポートを受けて3年程前に現在のメンバーに落ち着き ました。胡弓のキヨミはオリジナルメンバーで最初は歌っていました。次に参加したのがベースの外間さん。ドラムの久野さんは現"pasadena"の石本さんが やってた"corkeyees"のドラマーだったんですが以前よりサポートしてもらっててそのままmasに入ってもらいました。saxの大谷能生はとあるセッションで見たのをきっかけに誘いました。1stアルバム収録のturnという楽曲を演奏するためにこの編成になったようなもので、このメンバーで続くとは正直思ってなかったんですが不思議と続いてます。
■前作Turnから2年ぶりのリリースですが、具体的に今回のアルバム"steppers+"の方向が固まって来たのはいつごろからでしょうか? また完成までの経緯も教えてください。
そろそろ作ろうかな、と思い立ったのは2005年の年明けでした。前作"turn"から2年程経ってたし今やってる事をまとめたいなと思って。今回収録しなかったメロディアスな曲やライヴで構築してきた曲も他にあったんだけど、今回は今までやってきてたライヴの影響もあって、リズムというかあ る一面だけに焦点を絞ってやりたかった気持ちがありました。
ドラムの収録は2月アタマで他の楽器はちょこちょこと色んなスタジオや自宅で直前まで録ってましたね。で、途中個人的な引っ越しや自分でも力作だと思うpasadena"one point five"に収録されたのmas remixも作ったりして上がったり下がったりボンヤリしたりを繰り返しつつ5月末に完成しました。
リミキサーは以前からお願いしたいな、と思ってた人達やflyrecレーベルオーナ−の根岸の意見も聞きつつ選びました。
テーマがあったし新録曲も少ないので2ndアルバムというよりは企画盤といった趣きですが新曲もリミックスも混ぜ混ぜで楽しんで聴いてもらえれば嬉しいです。
■音楽制作のプロセスについて教えてください
まずはボクがざっくりとデモを作ってスタジオでメンバーと合わせます。完全にデモに沿って進行する場合もあるし、ある程度メンバーに投げる場合もあります。あまりデモでイメージを作り過ぎるのも後々大変なんで最近はデモの段階ではかなりザックリになってきました。
■音楽制作のプロダクションにおいて、各メンバーはどのような役割を担っているのでしょうか?
上にも書いたようにデモに対してそれぞれのパートを考えてもらったりそれを元にスタジオで合わせつつアレンジを話し合ったりと最初期に比べたらかなり有機的な関わり方になってきました。なので役割というのは担当楽器がそのままmasの中の役割でありメンバーの存在が音楽性でもありますね。
■前作"Turn"の時と今回のsteppers+とで制作段階のモチベーション、手法、姿勢、意識などの面 で、なにか変わった点があれば教えてください。
前作"Turn"はバンドという意識がないまま作っていた感じです。あくまでもライヴのためのバンドという感じだったと思います。しかし今回は固定のメンバーでの作業や楽器の絡みや鳴らし方の考え方など完全にひとつのバンドだな、と強く思いました。もちろんいきなり思った訳でなく前作からライヴを重ねていくうちに自然とそうなっていったんですが、いざ音源をまとめてみた時にはっきりとそうわかる事をやってたんだな、と確認できました。その中にモチベーション、手法、姿勢、意識が含まれてて音にも反映されてると自分では思ってます。
■音楽制作とライブとの関係性は?
ライヴはある意味、自分が楽しむためのものであり他者に聴いてもらうための主要な表現の場だと思います。音源は世界観の完成形だと思ってます。(完全に完成されてるかは別として)バンドというカタチを選択した以上その両方が必要でお互いに影響を与えあってます。
■ライブについて聞きます。コンピュータと生楽器での演奏を融合させている点でかなり複雑なセットになっていると思うんですが、具体的にどのようにライブを行っているのか教えてください。
初期は同期やPCの不安定さに悩まされましたが、今はそれぞれの楽器のダブミックス用の配線だけがちょっと面倒なだけで、あまり複雑という感ではないで す。もちろん最初はそこの部分もとても悩んでなにがベストか辿り着くまでに時間がかかりました。PCの音とバンドの音の絡み方はだいたい出来る事/出来ない事がわかったし今はPAとしてpasadenaの石本さんがPAブースについててくれてるのである程度悩みはなくなりました。胡弓の音とバンドのダイナミクスのバランスもようやくまとまってきた感じです。
■次の作品への展望などあれば教えてください
今作は新曲が5曲しかないので正直2ndアルバムである、と胸をはって言えない部分もあるのでなるべくはやくフルアルバムを作りたいと思ってます。今回はテーマがあったので収録しなかったメロディアスな曲やもっとポップもっと凶暴もっと静かな曲もあるので次作は幅広く入れるつもりです。今作は思ったより時間がかかってしまったので次作は集中して一気に仕上げたいですね。
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